12. 部品
部品は異なった位置、異なった属性で何度も図面に挿入することができるグループ化された図形要素の集まりです。 挿入された部品は挿入図形と呼ばれます。
図17: 部品一覧。
12.1. 部品の表示変更
部品リスト中の部品をダブルクリックすることでその表示状態を切り替えます。 代わりに、そこで右クリックし、ポップアップメニューを出して(図18)表示切替を選ぶことができます。
図18: 部品一覧のポップアップメニュー。
12.2. 全部品の表示状態変更
ツールバー(部品一覧):
メニュー:
部品-全ての部品を表示
部品-全ての部品を非表示
説明:
上で示されている2つのアイコンボタンを使ってすべての部品を表示したり隠したりできます。 同じ機能はポップアップメニューからも利用できます。
12.3. 新規部品追加
ツールバー(部品一覧):
メニュー:
部品-新規部品追加
説明:
このコマンドは新しい空の部品を作成します。 新しい部品名を指定する部品ダイアログ(図19)が表示されます。 既存図形から部品を作成したいなら「部品作成」コマンド使用してください。
図19: 新規部品を作成するためのダイアログ。
12.4. 部品削除
ツールバー(部品一覧):
メニュー:
部品-部品削除
説明:
現在使用中の部品を削除します。 この操作は取消すことができないことに注意してください。 部品とその部品を挿入された図形全てが削除されます。
12.5. 部品名変更
ツールバー(部品一覧):
メニュー:
部品-部品名変更
説明:
使用中の部品名を変更します。 新規部品作成時と同じダイアログ(図19)が表示されます。この操作は取消しができません。 部品とその部品が挿入された図形全ての名前を変更します。
12.6. 部品編集
ツールバー(部品一覧):
メニュー:
部品-部品編集
説明:
このコマンドは使用中の部品を新しい図面編集ウィンドウ開いて他の図面と同様に変更することができます。変更内容を図面中の挿入図形に反映するため には、ウィンドウメニューを使うか単に図面ウィンドウをクリックします。
12.7. 部品挿入
ツールバー(部品一覧):
メニュー:
部品-部品挿入
コマンド:
?
選択ツールバー:
説明:
図面に部品一覧でカレントになっている部品を挿入します。
手順:
- 部品一覧から挿入したい部品を選びます。
- 挿入図形ボタンをクリックするか、メニューから「部品挿入」を選びます。
- オプションツールバーで挿入図形のための回転角度、倍率を入力します。
- 挿入図形の配列を作成するためには、オプションツールバーで行、列の間隔を欄に入力します。
12.8. 既存図形から部品を作成
ツールバー:
メニュー:
部品-部品作成
説明:
既存図形から新しい部品を作成します。
手順:
- 部品に使用したいと思う図形を選択します。
- 続いてCADのツールバーの右矢印ボタンをクリックします。
- 部品の基準点をマウスか、コマンドラインで座標を設定します。
- 表示されるダイアログ(図19)に新しい部品の名前を入れ、OKボタンをクリックします。
これで部品は部品一覧に追加され、図面に挿入できるようになります。 手順1で選んだ図形は登録された部品の挿入図形で置き換えられます。部品作成に使った定義図形を元のままにしたければ取り消し機能二回実行します。 取り消し/やり直し機能は登録された部品自体に何ら影響を与えないことに留意してください。一旦 作成された部品は取り消しコマンドによって削除されません。