21. 線分
CADツールバーの線分ボタンをクリックして線分ツールバー(図42)表示します。
図42: 線分ツールバー。
21.1. 連続線
CADツールバー:
メニュー:
作図-線分- 2点
コマンド:
line, ln, l
オプションツールバー:
説明:
このツールは1つ以上の連続した線分を作図します。
手順:
- 最初の線分の開始点を指示します。 マウスを使用するか、またはコンソールで座標を入れることができます。
- 最初の線分の終了点を指示します。
- 追加線分の終了点を指示します。
c、closeを
タイプするか、または連続を終了するためにオプションツール バー の「閉じる」ボタンをクリックします。 一つの線分を取り消す必要があれば、
u、undoとタイプするか
取 り消し
ボタンをクリックします。
21.2. 角度付線分
CADツールバー:
メニュー:
作図-線分-角度
コマンド:
lineangle、la
オプションツールバー:
説明:
このツールは指示された角度を持つ斜線を作成します。 線分は作成された後指定した長さに整えられます。
- オプションツールバーで線分の角度、長さを入力します。 またコマンドラインが使えます: angle
、
ang
ま たはaで角度を変更します
。長さは
、length 、len、l
です
。 - 線分を作図する位置をスナップを使って指示します。
線分を座標(20、30)に指定することは座標(20、30)を開始点にして指定された角度(絶対角度)でそこにから所定の長さの線分を作成します。
- マウスで指示するかコマンドラインで座標を入力します。
21.3. 水平/垂直線分
CADツールバー:
メニュー:
作図-線分-水平/垂直
コマンド:
linehor、lhlinever、lv
オプションツールバー:
説明:
水平(垂直)線分を作成するためにこのツールを使用します。 このツールは角度を入れることができない点を除いて上で説明したものと本質的に同じ動作をします。
21.4. 矩形
CADツールバー:
メニュー:
作図-線分-矩形
コマンド:
rectangle, rectang, rec
説明:
線分ツールで作図するよりも早く矩形を作成するためにこのツールを使用します。矩形は4つの別々の線分から成っています。
手順:
- 矩形の最初のコーナーを指示します。
- マウスで二番目のコーナーまでドラッグするか、二番目のコーナーをクリックします。
代わりにコマンド指示で二番目のコーナー座標を入力することができます。 例えば幅50および高さ25の矩形を作成するために、
@50,25 と
入 力します。
21.5. 角の分割線分
CADツールバー:
メニュー:
作図-線分- 扇状線分
コマンド:
bisector
オプションツールバー:
説明:
二線分の鋏角を等分する線分を作成します。
手順:
- オプションツールバーでは二線分の交点を開始点と角の分割線分長さを入力します。二番目の2テキスト・ボックスで、作成したい角度の分割線の
数を入力します。
デフォルトは'1'です。図43で示されているように複数の分割線を作成できます。 コマンドラインで長さを指定するためには、
入 力の仕方は
、length 、
len、l
です
。コマンドラインで分割線の数を指定するためには、
number、num
、
n を
入力します。 - 角度を構成する最初の線分をクリックします。
- プレビューで作成したいと思う角度分割線が表示された二番目の線分を指示します。
図43: 角度分割線の作図。
21.6. 平行線分
CADツールバー:
メニュー:
作図-線分-平行線分
コマンド:
lineparallel, parallel, par, lineoffset, offset, o
オプションツールバー:
説明:
このツールを使うと既存の線分、同心円弧および円へのに平行線を作成できます。
手順:
- 上に表示されたオプションツールバーかコマンドラインに元の図形から同心図形か平行図形との距離を入力します。
- オプションツールバーで作成する図形数を入力します。
- 基準図形をクリックします。 平行か同心の図形は選んだ図形に対しマウスのカーソルの側に作成されます。
21.7. 一点を通おる平行線分
CADツールバー:
メニュー:
作図-線分-平行線分
オプションツールバー:
説明:
このツールを使うと既存の線分、同心円弧、同心円への平行線を作成できます。
手順:
- オプションツールバーで作成する平行線分の数を入力します。
- 基準図形をクリックします。
- 最初の平行か同心円弧または同心円が生成される位置をクリックします。
21.8. 点から円弧/円への接線
CADツールバー:
メニュー:
作図-線分-接線(p、c)
コマンド:
linetangent, tangent, lt
説明:
このツールによって指示点からの既存の円弧または円の図形への接線を作成します。
手順:
- マウスで線分の開始点を指定するか、コマンドラインで座標値を入力します。
- 接線を作成したいと考える円弧または円図形をクリックします。 通常、二本の接線が可能です。 マウスを動かすと、作成される接線のプレビューを見ることができます。
21.9. 円弧から円弧/円から円への接線
CADツールバー:
メニュー:
作図-線分-接線(c、c)
コマンド:
linetangent2、tangent2、lt2
説明:
このツールによって1つの既存の円弧または円図形からのもう一つのそれへ接線を作成します。
手順:
- 接線を作成したいと考える最初の円弧または円図形をクリックします。
- 接線を作成したいと思う二番目の円弧または円図形をクリックします。 通常、四本の接線が可能です。 マウスを動かすと、作成される接線をプレビューできます。
21.10. 垂線
CADツールバー:
メニュー:
作図-線分- 垂線
コマンド:
lineorthogonal、lo
説明:
このツールで既存の図形への垂線を作成することが可能です。 既存の図形とは、線分または円弧/円です。
手順:
- 既存の図形をクリックします。
- マウスで線分を指示するか、コマンドラインで座標値を入力します。
21.11. 別の図形への相対角度指示線分
CADツールバー:
メニュー:
作図-線分-相対的な角度
コマンド:
linerelangle、lre
説明:
このツールは既存図形への相対角度で線分を作成します。 既存図形は線分または円弧/円です。円弧への0度の相対角度線分は接線か接線への平行です。
手順:
- オプションツールバーで角度を入力します。
- 既存の図形をクリックします。
- マウスで線分を指示するか、コマンドラインで座標値を入力します。
21.12. 中心とコーナー指示多角形
CADツールバー:
メニュー:
作図-線分-多角形(Cen、Cor)
コマンド:
linepolygon, polygon
オプションツールバー:
説明:
指定された中心と一つのコーナーで多角形を作成します。
手順:
- オプションツールバーで多角形(辺/頂点の数)を入力します。 有効な数の範囲は3から9999まで。
- 多角形の中心をマウスで指示するか、コマンドラインで座標値を入力します。
- 多角形の最初のコーナーを指示します。
21.13. 2つのコーナー指示多角形
CADツールバー:
メニュー:
作図-線分-多角形(Cor、Cor)
コマンド:
linepolygon2、polygon2
オプションツールバー:
説明:
指示された二つのコーナーで多角形を作成します。
手順:
- オプションツールバーで多角形(辺/頂点の数)を入力します。 有効な数の範囲は3から9999まで。
- 多角形の最初のコーナーをマウスで指示するか、コマンドラインで座標値を入力します。
- 多角形の二番目のコーナーを指示します。
21.14. フリーハンド線分
CADツールバー:
メニュー:
作図-線分-フリーハンド
コマンド:
linefree, freehand
説明:
このツールを使うとフリーハンド線分を描くことができます。 技術的な図面は通常絶対的な正確さを要求するのでこのツールは控え目に使用します。 但し、時々このツールは役立つかもしれません(例えば図44で示されているような破断線のために)。
手順:
- マウスをフリーハンド線分の開始点に置き、マウスの左ボタンを押したままにします。
- 次に線分を引出すためマウスを動かします。フリーハンド線分の終了点で、マウスボタンを放します。
図44: フリーハンド線分ツールの使用例。