Enigmail ヘルプ

受取人ごとのルール設定

受取人ごとのルール設定で、受取人毎の初期設定 (署名、暗号化、PGP/MIME を使用する/しない) および使用する OpenPGP鍵を指定できます。このダイアログで 1 人の受取人、および同様な方法でグループに対して設定できます。

OpenPGP ルールの設定
受取人のメールアドレスが表示されます (名前は表示されずアドレスだけです 例: somebody@email.domain)。半角スペースで区切って複数のアドレスを入力することもできます。ここで指定するアドレスは、ドメインセクション (@ の右側) だけを指定できます。そうすることにより、同じドメインの (@ マークの右側が同じ) どんなアドレスにもルールを適用することができます。例えば @email.domain と入力した場合、body@email.domain, somebody@email.domain, anybody@email.domain などにもルールが適用されます。
受取人が上記アドレス ... とき、ルールを適用
電子メールアドレスの適用方法を指定します。もし、複数のアドレスが入力されている場合、この設定は全員に対して適用されます。以下は body@email.domainOpenPGP ルール 欄に入力された場合の例です。
当てはまるアドレスについては、次のルールを続いて適用
これにチェックをすると、以下の OpenPGP鍵を使用する の欄で鍵 ID の指定をする必要がなくなります。メールアドレスは、送信時にチェックされ、そのメールアドレスについてのルールが続いて適用されます。
当てはまるアドレスについては、これ以上のルールを適用しない
これにチェックをすると、このルールにマッチしたアドレスについては他のルールを適用しなくなります。ルール処理は次の受取人から行われることになります。
以下の OpenPGP鍵を使用する:
鍵の選択(s)... ボタンをクリックし、暗号化に使用する受取人の鍵を選択してください。既に述べたように、マッチするアドレスに対してこれ以上のルール処理はされません。
署名のデフォルト設定
署名する/しないを 決定します。これはメッセージ作成画面の設定を上書きするなどに利用されます。 この署名に関する設定はマッチするすべてのルールに 対して適用されます。もし署名をしないルールが 1 つでもあれば、他の署名をするルールがマッチしても、署名はされません (例え、常にする があってもです)。
暗号化のデフォルト設定
暗号化する/しないを決定します。設定可能な項目と意味は、署名と同一です。
PGP/MIME のデフォルト設定
PGP/MIME (RFC 3156) を用いてメッセージをエンコードするかどうかを決定します。PGP/MIME が無効の場合、メッセージはインライン PGP を用いて行われます。設定可能な項目と意味は、署名と同一です。

こららのルールは 受取人ごとのルール設定 に表示されている順に処理されます。ルールに受取人がマッチし、OpenPGP鍵の ID を含み、加えて設定された鍵ID を使用している場合には、その受取人に関してはそれ以上のルールは考慮されません。


更なるヘルプは以下のサイトで利用できます (英語): Enigmail Per-Recipient Settings page