Return 組込みコマンドは現在実行中の関数またはスクリプトの実行を終了します。
return [-n] [終了ステータス]
-n
(--no-return
) オプションを付けずに return コマンドを実行すると、以下のうち当てはまる動作を行います:
-n
(--no-return
) オプションを付けて return コマンドを実行すると、return コマンドはただ単にオペランドで指定されている終了ステータスを返します。
-n
, --no-return
Return コマンドの終了ステータスはオペランドで与えられた値です。Return コマンドの終了ステータスは return コマンドが終了する関数・ドットコマンド・eval コマンド・シェル自身の終了ステータスにもなります。
Return コマンドは特殊組込みコマンドです。
POSIX では、終了ステータスの値は 0 以上 256 未満でなければならないとしています。Yash では拡張として 256 以上の値も受け付けるようになっています。
POSIX では関数あるいはドットコマンドの実行中以外における return コマンドの動作を定めていません。
POSIX には -n
(--no-return
) オプションに関する規定はありません。よってこのオプションは POSIX 準拠モードでは使えません。