CLDAQに関する全ての産物は以下のページからダウンロード出来ます.
CVSレポジトリに置かれているCLDAQプロジェクトに関連する様々なソースコードのバージョン番号はある(ローカライズされた)規則の元で管理されています.
例えばバージョン番号1.6.0のCLDAQパッケージはCLDAQ-1.6.0.tar.gzというファイルとしてリリースされます.
また,バージョン番号1.6.0のソースコードにはCLDAQ-1-06-00というタグがつけられています.このバージョンのものをCVSレポジトリから取りだすには
% cvs -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.jp:/cvsroot/cldaq login % cvs -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.jp:/cvsroot/cldaq export -r CLDAQ-1-06-00 CLDAQ
としてください.ログイン時にパスワードを尋ねられますが何も入力せずにリターンキーを叩いてください.
最新のものが欲しければ,
% cvs -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.jp:/cvsroot/cldaq co CLDAQ
とすれば良いですし,ソースコードをCVSレポジトリと同期させたければ,ホームディレクトリに以下のような.cvsrcというファイルを置き,
% cat $HOME/.cvsrc cvs -q -s CVS_RSH=ssh diff -u update -dP checkout -P
定期的に(例えばクロンなどを利用して)以下のようにアップデートコマンドを実行します.
% cd CLDAQ % cvs update
あるいは cldaq-cvs@lists.sourceforge.jp メーリングリストに参加して,このメーリングリスト宛のメールを受け取ったら, アップデートを行うようなスクリプトを書くのも良いでしょう.この解決策はウェブ上に多く取り上げられているのでここでは扱いません.
% cat $HOME/.qmail | somescripts
現在までにつけられているバージョン番号の情報などを知りたければ
% cvs status -v
などとすれば良いでしょう.
次にバージョン番号の命名則について解説します.
なにか重要な変更があったり(あるいは気分的なものであったり)した場合に,ソースコードにはタグがつけられます.例えばバージョン番号1.6.0のソースコードにはCLDAQ-1-06-00というタグがつけられます.これは冒頭でも書きましたよね.
もっとも下位の二桁(上の例では00が相当します)は,事例やテストコードに変更(あるいは追加)があった場合にインクリメントされます.階層構造では CLDAQ/tests 以下と CLDAQ/examples 以下が相当します.この場合,メインのライブラリには変更がありません.したがって,ライブラリのリビルドは必要ありません.
まんなかの二桁(上の例では06が相当します)はメインのライブラリ本体に変更が加えられた場合にインクリメントされます.階層構造では CLDAQ/source 以下が相当します.この場合,ライブラリのリビルドが必要になってきます.
もっとも上位の一桁(上の例では1が相当します)は,変更する予定はありませんが,現段階では想像することが困難な未来の状況に対応するために,根幹部分への重要な変更が加えられた場合にインクリメントされるかもしれません.
例えば,データフォーマットなどがそうです.ここに変更が加えられるとガタガタになります.もっとも,本クラスライブラリが提供するデータ記述は冗長性に富み, 未来のいかなる要求にも対応できるようにしたつもりですので,そのような心配は杞憂だとは思いますが.
とか,書いたんですが,すでにデータフォーマット直したいです.先頭の数バイトにレコードステータス等をつけ加えたいんですけど,どうしよっかな.オブジェクトファイルにはバージョン番号が必要な意味がわかりました.