※20160708版にて、Raspberry Pi3に対応し、Fedora ARM® 24にしました。  さらに、fbtft関連の設定を入れてありますので、よくある3インチ前後の  オンボートLCD(SPI接続)の設定が「/boot/cmdline.txt.lcd」のファイル名  を「/boot/cmdline.txt」にするだけで動く…かもしれません。:-) ※20151203版にて、Fedora ARM® 23にしました。 ※20151023版にて、IPアドレス通知装置の固定IP設定のバグを修正しました。 ※20150911版にて、ハードウェアWatchDogタイマーを有効にしています。  /etc/watchdog.confに設定してあるとおり、ハングアップして10秒すると  強制的にリセット(再起動)がかかります。(ブートイメージにダメージが  あるとブートできません)  また、USB-DAC(USB接続のオーディオアダプタ)で遊ぶためのツールを  いくつか入れておきました。open_jtalkも入れてあります。  そのほか、パッケージのアップデートや細かい修正をしておきました。 □Fedoraで構築するIPアドレス通知装置 Raspberry Pi 2で動作するARM®版Fedoraを使ったMyDNS.JP向けのIPアドレス 通知装置のディスクイメージ(ブータブル)です。 ※ARM®版Fedoraは、ARMv7用なので、Raspberry Pi 2専用となります。 実際にはHTTP-BASIC形式で通知するダイナミックDNSでしたら、何でもOK だと思います…が、MyDNS.JP以外での動作保障とサポートは致しかねます。 □事前準備 1.IPアドレス通知装置のディスクイメージをダウンロードする   mydns-adapter-fedoraxx-forPi2XXXXX.img.xz 2.ディスクイメージをmicroSDカードに焼く ダウンロードしたディスクイメージを展開して、4GB以上のmicroSD(Class10 以上が望ましい)に、Windowsならwin32diskimager、Linuxならddなどで焼き、 Raspberry Pi 2にて起動する。 3.IPアドレス通知装置(Raspberry Pi 2)と設定用パソコンをLANに接続する Raspberry Pi 2は、自宅サーバーと同じネットワークに有線LANで接続をする。 Internet ----- BroadBandRouter -----+----- Server | +----- IPアドレス通知装置(Raspberry Pi 2) | +----- (設定用パソコン※) ※設定用パソコンはIPアドレス通知装置を設定するときにだけ必要 □IPアドレス通知装置の設定 1.設定用パソコンのネットワークを、一時的に以下のようにする   ネットワークアドレス:192.168.81.10   ネットワークマスク:255.255.255.0   ※ゲートウェイやDNSは設定しなくてOK 2.以下のURLにアクセスをする   http://192.168.81.81:81/ 3.以下のログインIDとパスワードでログインをする   Login ID:mydnsadmin   Password:mydnspasswd 4.「SEND IP SETTING」で、MyDNS.JPのIDとパスワードなどを設定する 「IPアドレス通知先URL(HTTP-BASIC方式)」には、IPを通知するためのURLが IPv4/IPv6それぞれ設定できる。MyDNS.JPの場合はデフォルトのままでよい。 「MyDNS.JPアカウント情報」には、使用するMyDNS.JPのIDとパスワードや、 そのIDでIPv4/IPv6をそれぞれ何分毎に通知するか(もしくはしないか)などを 設定できる。またそれぞれのIDごとにメモも設定することが出来る。 設定が出来たら「CHECK」を押し、間違っていなければ「OK」を押すと設定が 完了する。(OKを押すと、設定した際のcrontabの設定が表示される) 5.「SYSTEM STATUS」で通知が出来ているかどうかを確認する 設定したIDごとに、IPv4/IPv6で通知が成功(OK)しているのか、失敗(NG)して いるのかを確認することが出来る。設定直後は未通知(YET)になっているので 設定した間隔まで待ってから通知が出来ているかどうかを確認すること。 (OKやNGを押すと、その時の通知結果を別ウィンドウで見ることが出来る) また、IPアドレス通知装置のネットワーク設定やルーティング設定も確認でき るので、IPアドレス通知装置がうまく動作していない場合には、これらの情報 とともにレポートをお送りください。 6.「ADAPTER SETTING」でIPアドレス通知装置の設定変更が出来る IPアドレス通知装置のネットワーク設定は、デフォルトではIPv4がDHCP、IPv6 がAUTOになっている。利用する環境により固定IPを設定する場合には、ここで 設定変更が出来る。 (インターネットにアクセスできるIPアドレスを設定すること) また、IPアドレス通知装置にログインする際のパスワード変更や、IPアドレス 通知装置の初期化もできる。 通常は「SEND IP SETTING」を設定するだけでOKだが、Raspberry Pi 2も24h365d 動作の保障があるわけではないので、あくまで補助的なものとしての利用を お勧めします。 □その他、技術的補足など ・Fedoraに設定した一般ユーザー名は「mydnsuser」、パスワードは『myuserpasswd』 ・rootのパスワードは『myrootpasswd』 ・TimeZoneをASIA/Tokyoに合わせる ・ホスト名は「mydns-adapter.local」とする ・ファイアーウォールをfirewalldからiptablesに変更 ・設定用ネットワークは「ifcfg-eth0:99」として用意 ・各種設定は「/home/mydnsuser/.adapter/data」以下に保存 ・MyDNS.JP http://www.mydns.jp/ ・Fedora ARM® https://arm.fedoraproject.org/ ・Raspberry Pi http://www.raspberrypi.org/ 本システムでFuture Versatileが製作した部分についてはNEW BSD LICENSE としますが、そのほかのオペレーティングシステムやソフトについては、 それぞれが宣言するライセンスによるものとします。