利用可能な条件: Macintosh.
aetools モジュールは Python で AppleScript クライアントとして の機能をサポートするアプリケーションを構築するための基本的な機能を含ん でいます。さらに、このモジュールは、 aetypes および aepack モジュールの中核機能をインポートし再 エクスポートします。 gensuitemodule によって生成されたスタブパッケージは aetools のかなり適切な部分をインポートするので、通常はそれを 明示的にインポートする必要はありません。生成されたパッケージ群を使用す ることができない場合と、スクリプト対応のためにより低いレベルのアクセス を必要としている場合、例外が発生します。
aetools モジュールはそれ自身、Carbon.AE モジュールに よって提供される AppleEvent サポートを利用します。このモジュールにはウィ ンドウマネージャへのアクセスを必要とするという1つの欠点があります。詳 細は第 1.1.2 章を見てください。この制限は将来のリリー スで撤廃されるかもしれません。
aetools モジュールは下記の関数を定義しています。
| ae, parameters, attributes) |
あらかじめ作成された Carbon.AE.AEDesc オブジェクト中のパラメー
ターおよび属性を保存します。parameters と attributes は
Python オブジェクトの4文字の OSA パラメータのキーを写像した辞書です。
このオブジェクトをパックするには aepack.pack() を使います。
| ae[, formodulename]) |
再帰的に、Carbon.AE.AEDesc イベントをPython オブジェクトへアン
パックします。関数は引数の辞書および属性の辞書を返します。
formodulename 引数は AppleScript クラスをどこに捜しに行くか制御
するために、生成されたスタブパッケージにより使用されます。
| arguments, keydict) |
Python キーワード引数辞書 arguments を、写像による4文字の OSA
キーとして keydict の中で指定されたPython 識別子であるキーの交
換により packevent によって要求されるフォーマットへ変換します。
生成されたパッケージ群によって使用されます。
| arguments, key, edict) |
arguments 辞書が key へのエントリーを含んでいる場合、辞
書 edict のエントリーに見合う値に変換します。これは人間に判読可
能なように Python 列挙名を OSA 4文字のコードに変換します。生成されたパッ
ケージ群によって使用されます。
aetools モジュールは次のクラスを定義しています。
| [signature=None, start=0, timeout=0]) |
アプリケーションとの対話に利用する代理の基底クラスです。
signature はクラス属性 _signature (サブクラスによって通
常設定される)を上書きした、対話するアプリケーションを定義する4文字クリ
エートコードです。start にはクラスインスタンス上でアプリケーショ
ンを実行することを可能にするために、真を設定する事ができます。
timeout を明示的に設定する事で、 AppleEvent の返答を待つデフォ
ルトのタイムアウト時間を変更する事ができます。
| ) |
アプリケーションが起動していてるか確認し、起動していなければ起動しよう とします。
| code, subcode[, parameters, attributes]) |
OSA指示子 code, subcode (いずれも通常4文字の文字列です)を持った
変数のために、parameters をパックし、attributesに戻し、
目標アプリケーションにそれを送って、返答を待ち、unpackevent を
含んだ返答をアンパックし、AppleEvent の返答を返し、辞書としてアンパッ
クした値と属性を返して、AppleEvent Carbon.AE.AEDesc を作成しま
す。