TACSの管理コマンドの使い方 ※以下の説明で「¶」はEnterキーを意味します。 TACSの管理コマンドは2種類あります。1つは、Web上で使うタイプ。もう1つは、コマンドラインで使うタイプです。 ●Web上の管理コマンドでできること。 Web上で管理コマンドが使えるのは、管理者に設定されたユーザーのみです。 管理者ユーザーは、Web上で以下の操作を行えます。 ・すべてのアイテムの登録内容の変更。 ・すべてのアイテムの削除。 ・すべてのコメント・採点の変更と削除。 ・すべてのコメント・採点の、別のアイテムへの移動。 ただし、コメントがない採点の変更や削除は現段階ではできません。 ユーザーを管理者モードにするのは、PostgreSQLのコマンドを直接操作する必要があります。 例として、TACSで構築したサイトに登録した「tomoyuki」というユーザーを管理者にする手順を紹介します。 TACSをコンテンツを提供しているユーザーでログインし、以下のように操作します。 $ psql userauth¶ (psqlの操作) => update userauth set level=1 where nickname='tomoyuki';¶ UPDATE 1 => \q 以上で、ユーザーtomoyukiが管理者コマンドを使えるようになります。 ●コマンドラインの管理コマンドでできること。 コマンドラインの管理コマンドは、~/binにあります。つまり、TACSがユーザー名tacsで動作しているとしたら、/home/tacs/binです。 主なコマンドは以下のようなものです。 chkuid メールアドレス¶ メールアドレスのユーザーが登録されているかチェック。 updpass メールアドレス¶ メールアドレスのユーザーのパスワードを更新する。 新しいパスワードが表示されるので、これをコピーして メールでユーザーに教えてあげてください。 mkca.sh¶ ~/category/category.datの内容に従って、カテゴリの カスタマイズを実行する。 daybkup.sh¶ データベースの内容を~/backupにバックアップする。 バックアップファイル名には日付が入る。 recalcItem.php¶ アイテム同士の類似性を計算する。 recalcUser.php¶ ユーザー同士の類似性(ピッタリ度)を計算する。 recalcUserAff.php¶ ユーザーとアイテムの相性(ピッタリ度)を計算する。 mksysdir.ph TACSのディレクトリ構成を再構築する。