Hirado
0.9.1
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復調器がSHマイコン/FPGAから受け取る制御情報取得用のAPI More...
Macros | |
#define | radio_api_getARM_mode() (radio.comdata[1]) |
受信モードの取得 More... | |
#define | radio_api_getAIS_if_shift() (signed short)(radio.comdata[2]) |
IFシフト量の取得 More... | |
#define | radio_api_getAAT_attack() (radio.comdata[3]) |
AGCアタック値の取得 More... | |
#define | radio_api_getAFA_fade() (radio.comdata[4]) |
AGCフェード値の取得 More... | |
#define | radio_api_getAST_noise_squelch_level() (radio.comdata[5]) |
AGCフェード値の取得 More... | |
#define | radio_api_getACP_cw_pitch() (signed short)(radio.comdata[6]) |
再生トーンピッチの取得 More... | |
#define | radio_api_getADN_denoiser() (radio.comdata[7]) |
デノイザー値の取得 More... | |
#define | radio_api_getAAN_auto_notch() (radio.comdata[8]) |
オートノッチ値の取得 More... | |
#define | radio_api_getAGL_gain_level() (radio.comdata[11]) |
ゲインレベル値の取得 More... | |
#define | radio_api_getAIF_filter() ((radio.comdata[0]>>1)&0x7) |
IFフィルタ値の取得 More... | |
#define | radio_api_getABN_noise_blanker_on() ((~radio.comdata[0]>>11)&0x1) |
ノイズブランカ制御命令の取得 More... | |
#define | radio_api_getARG_agc_on() (~(radio.comdata[0]>>13)&0x1) |
AGC制御情報の取得 More... | |
#define | radio_api_is_USB() ((radio.comdata[0]>>6)&0x1) |
復調モード情報の取得 More... | |
#define | radio_api_getANE_noise_squelch_on() ((radio.comdata[10]>>1)&0x1) |
ノイズスケルチ制御情報の取得 More... | |
#define | radio_api_getAAF_hpf() ((radio.comdata[10]>>4)&0x3) |
オーディオHPF情報の取得 More... | |
#define | radio_api_getAAF_lpf() ((radio.comdata[10]>>2)&0x3) |
オーディオLPF情報の取得 More... | |
#define | radio_api_getAVP_voice_squelch_level() ((radio.comdata[12])&0x3F) |
ボイススケルチ値の取得 More... | |
#define | radio_api_getAVS_voice_squelch_on() ((~radio.comdata[12]>>7)&0x1) |
ボイススケルチ情報の取得 More... | |
復調器がSHマイコン/FPGAから受け取る制御情報取得用のAPI
ここに列挙されるAPIは、いずれも復調器内のユーザーアルゴリズムから自由に使ってよい。
TRX-305から送られてくる制御情報は、ほとんどの場合TRX-305A基板にシリアルポートから 送られてくるコマンドに対応している。コマンドの一覧に関しては、トランジスタ技術誌 2014年11月号208ページの表を参照。なお、同記事のコマンドはTRX-305AのSHマイコンで 解釈後にDSPに送られるため、ここで使える命令とは必ずしも一対一対応していない。
TRX-305Aが受け取るシリアル命令は、SHマイコンにより解釈されたあとにFPGA内部に 貯めこまれ、繰り返し送り出される。DSPはこの命令を受信し、制御情報として内部に さらに蓄える。
なお、これらのAPIが返すのは、あくまで解釈のない「マイコンから送られてきた値」である。 その値の物理的な解釈については、本プロジェクトは最小限に留める。言い換えると、 ここに書いていない解釈は行わない。
命令に関してはすべて実際に解析したものであり、参考とした文献は存在しない。 命令の解析は framework.h の DEBUG_COMMAND のコメントアウトを外すことによって、 DSPからのシリアル出力を監視しながらSHにシリアルコマンドを投入して行う。
#define radio_api_getAAF_hpf | ( | ) | ((radio.comdata[10]>>4)&0x3) |
オーディオHPF情報の取得
シリアルコマンドAAF nm命令のnに対応する。 16bitの符号無し整数でオーディオHPF制御情報値を返す。
値の範囲は0-2
#define radio_api_getAAF_lpf | ( | ) | ((radio.comdata[10]>>2)&0x3) |
オーディオLPF情報の取得
シリアルコマンドAAF nm命令のmに対応する。 16bitの符号無し整数でオーディオLPF制御情報値を返す。
値の範囲は0-2
#define radio_api_getAAN_auto_notch | ( | ) | (radio.comdata[8]) |
オートノッチ値の取得
シリアルコマンドAAN命令に対応する。 16bitの符号無し整数でオートノッチ値を返す。
#define radio_api_getAAT_attack | ( | ) | (radio.comdata[3]) |
AGCアタック値の取得
シリアルコマンドのAAT命令に対応する。 16bitの符号無し整数でアタック値を返す。
#define radio_api_getABN_noise_blanker_on | ( | ) | ((~radio.comdata[0]>>11)&0x1) |
ノイズブランカ制御命令の取得
シリアルコマンドABN命令に対応する。 16bitの符号無し整数でノイズブランカ制御値値を返す。
#define radio_api_getACP_cw_pitch | ( | ) | (signed short)(radio.comdata[6]) |
再生トーンピッチの取得
シリアルコマンドのACP命令に対応する。
SHマイコンはシリアルコマンド ACP hhhh (hは16進数)に対して、 hhhhを十進数xに変換し x*16916/4096 の値をDSPに送り込む。 このAPIが返すのは送り込まれてきた変換後の値である。
16bitの符号付き整数でピッチ値を返す。
#define radio_api_getADN_denoiser | ( | ) | (radio.comdata[7]) |
デノイザー値の取得
シリアルコマンドADN命令に対応する。 16bitの符号無し整数でデノイザー値を返す。
#define radio_api_getAFA_fade | ( | ) | (radio.comdata[4]) |
AGCフェード値の取得
シリアルコマンドのAAT命令に対応する。 16bitの符号無し整数でフェード値を返す。
#define radio_api_getAGL_gain_level | ( | ) | (radio.comdata[11]) |
ゲインレベル値の取得
シリアルコマンドAGL命令に対応する。 16bitの符号無し整数でゲインレベル値を返す。
#define radio_api_getAIF_filter | ( | ) | ((radio.comdata[0]>>1)&0x7) |
IFフィルタ値の取得
シリアルコマンドAIF命令に対応する。 16bitの符号無し整数でフィルタ情報を返す。値の範囲は0から6である。
(この情報がDSPへの命令なのか通知情報なのかは、現時点では不明である)
#define radio_api_getAIS_if_shift | ( | ) | (signed short)(radio.comdata[2]) |
IFシフト量の取得
シリアルコマンドのAIS命令に対応する。 16bitの符号付き整数でシフト量を返す。
#define radio_api_getANE_noise_squelch_on | ( | ) | ((radio.comdata[10]>>1)&0x1) |
ノイズスケルチ制御情報の取得
シリアルコマンドNE命令に対応する。 16bitの符号無し整数でスケルチ制御情報値を返す。
なお、以上の設定はトランジスタ技術誌の2014年11月号の表に基づくが、 この表には混乱があり、反転している可能性もある。
#define radio_api_getARG_agc_on | ( | ) | (~(radio.comdata[0]>>13)&0x1) |
AGC制御情報の取得
シリアルコマンドARG命令に対応する。 16bitの符号無し整数でAGC制御情報値を返す。
#define radio_api_getARM_mode | ( | ) | (radio.comdata[1]) |
受信モードの取得
このAPIは現在の受信モード(復調モード)を返す。シリアルコマンドARMに対応する。 復調モードは整数である。 ユーザーに公開されているAPIであるが、2つの理由から使用を推奨しない。
まず、復調器hののモード管理は radio_demodulate_wide_FM() および radio_demodulate_wide_FM() がフレームワークと強調する管理で行っており、 プログラマは復調器がどのモードにあるかひと目でわかるようになっている。 そのため、モード管理にこの関数を呼ぶ必要はない。
また、USBとLSBの復調を概ね共用する場合も、radio_api_is_USB() を呼べば 事が足りる。したがって、この関数を呼ぶ必要はない。
どうしてもこのAPIを呼び出すときには、 radio_mode_WFM() をはじめとする専用 定数と比較してモードを調べること。SHマイコンは外部のシリアルから与えられた パラメータと違う値を送ってくるため、この注意が必要となる。
#define radio_api_getAST_noise_squelch_level | ( | ) | (radio.comdata[5]) |
AGCフェード値の取得
シリアルコマンドのAAT命令に対応する。 16bitの符号無し整数でフェード値を返す。
#define radio_api_getAVP_voice_squelch_level | ( | ) | ((radio.comdata[12])&0x3F) |
ボイススケルチ値の取得
シリアルコマンドAVP命令に対応する。 16bitの符号無し整数でボイススケルチ値を返す。 値の範囲は0-127
シリアルコマンドAVPの引数は0000-FFFF (65556)までの値をとるが、 DSPに渡される値はbit7がAVSによって破壊される。したがって、 AVPコマンドに渡す値は 0000から 007Fに制限すべきである。
#define radio_api_getAVS_voice_squelch_on | ( | ) | ((~radio.comdata[12]>>7)&0x1) |
ボイススケルチ情報の取得
シリアルコマンドAVS命令に対応する。 16bitの符号無し整数でボイススケルチ制御情報値を返す。
#define radio_api_is_USB | ( | ) | ((radio.comdata[0]>>6)&0x1) |
復調モード情報の取得
SSB復調時に必要に応じて参照する。。 16bitの符号無し整数でSSBのモードを返す。